はじめてのブルベ参戦(前編) - BRM924伊太郎200

「ブルベってなに??」「自転車で200Kmとか走るイベントだよ。」

おそらく、普通の人には自転車で200Km走るなんて…と変人のように見られます。
ただ、ロードに乗ってそれなりに距離を走れるようになると、実は「200Kmくらいなら行けるかな。」と思える距離ではないでしょうか。

というわけで参加してみました、初ブルベ。
AJ西東京さん主催のBRM924潮来の伊太郎、200Kmのブルベに参戦してみました。(気付いたら2ヶ月弱前の話だな…)

1.ブルベとは??

ブルベは簡単に言うと、キューシートという道案内図を見ながら、PCと呼ばれるチェックポイントを指定時間内にチェックし、最終的に制限時間内にコースを完走することが目的のイベントです。
サポートカーやらエイドステーションがあるイベントと異なり、全て自己責任のもとで完走することが求められます。バイクの修理や食料の補給、リタイア時の帰宅手段の準備などなど、それらを全て自分でこなす必要があります。
(なので、長距離ライドに不安がある人は、サポートのしっかりしたライドイベントでロングライドに慣れてから参加することが望ましいでしょう。)

2.参加するコースを選びませう

初めてブルベに参加するにあたり、一番大切なのはコース選びです。
ブルベのコースは通常200〜1,000Kmの距離に分かれており、まずは200Kmのコースを最初にチャレンジすることが一般的でしょう。そこで注意したいのが200Kmでもコースによって難易度が違うことです。
例えば、AJ西東京さんの200Kmブルベのコースですが、自分が参加することにした「BRM924伊太郎200」はルートラボでの獲得標高が458m (200Km走って458mしか登らないのも凄いけど…) 、10月に行われた「BRM1015柳沢峠200」は獲得標高なんと 4000m!! 、登りが苦手な自分にとっては参加する気も起きないレベルです(笑)。
あと、リタイアしたときに帰る手段があるかどうかも重要なポイントです。(電車輪行で帰れるのか、誰かを呼ぶ必要があるのか、保険のロードサービス使うか…など)
なので、自分の参加できそうな時期で自分のレベルにあったコースを選ぶことが大切です。関東在住であれば複数のクラブがブルベを主催してますし、結構選べるコースは多いと思います。

3.ブルベ参加時の装備

装備は通常のロングライド時の持ち物の他にブルベの規約などから少なくとも、

  • 反射ベスト
  • 前照灯、尾灯
  • ベル
  • ヘルメット

が必要となります。反射ベスト以外は通常持ってると思うので問題ないでしょう。
(ブルベを主催する各クラブによってローカルルールがあるので参加を決めたらちゃんと規約を読んで確認してください。)

自分は上記の装備の他に、

  • 補給食(ジェル4本、スポーツようかん4本、BCAAドリンクの粉4本)
  • ヘルメット用灯火2つ(ヘルメットの前後につけるやつ)
  • ウインドブレーカー
  • 予備チューブ2本
  • チューブパッチ、タイヤブート
  • 携帯工具(タイヤレバー、マルチツール、チェーンカッター、コネクティングピン)
  • 前照灯の予備(VOLT300)
  • チェーンオイル
  • ビニールテープ

をサドルバッグ(オルトリーブのMサイズ)とポケットにいれて持っていきました。
結構モノ詰めてるように感じますが、見ての通りサドルバッグはまだ余裕ありましたね。

こんな感じ
(ただ、余裕があったせいでダンシングすると中のものが動く感じがあって気になりましたが…)

ちなみに輪行袋は今回は持っていきません。何かあったら、クルマでピックアップしてもらう方向にしました。

あと、悩んだのがキューシートの雨対策です。
コースを事前にGARMINなどに入力しておけばナビはできますが、それでもキューシートを確認することは必要となります。すぐ見られる場所には置いておきたいのですが、ラミネート加工などの雨対策が必要となります。
できればラミネート加工とかしたかったんですが…ブルベに向けた装備の準備を始められたのが前日の夜からだったので無理。とりあえず、印刷したキューシートをジップロックに入れて、トップチューブに巻いてビニテで止めるという原始的方法で乗り切ることに。

こんな感じ

結構な雨の中を走ったんですが、この方法でもキューシートは濡れずになんとか耐えられました。
今回はルートのメインナビをGARMINで行い、キューシートはサブにしていたのでこれでもなんとかなりましたが、キューシートをメインナビにするときはやっぱりラミネート加工が欲しいですね。見易さと安心感が段違いです。

4.実走(スタート〜PC2)

今回のスタート地点は「道の駅しょうなん」、手賀沼のほとりにある道の駅からスタートです。
コースは以下のように霞ヶ浦と北浦をぐるっと回って帰ってくるコースになります。

ブリーフィングと装備チェックを終えたらスタートです。

スタートの様子
(参加者が多かったので、少しずつスタート…)

今回のブルベは大した坂もなく、交通量の多いところもそんなになく、道もわかりやすく、ブルベ初心者向きのコースなんですが…

雨降りそうです。

スタート時点では降ってないですが、天気予報は雨の確率高し。また、前日から朝方まで雨が降ってたので路面もハーフウェット。
とりあえず、雨が降らない間に距離を稼ぎます。

スタート地点からしばらくはR354を進みます。ここらへんは車通りもあり、ちょっと面倒。いつもライドしてるコースが車のほぼ通らない所か荒川CRなので、車の横を走るのは苦手です。

懸念していた雨はまだ降らず、路面は乾きつつあったので30Km/h前後で巡航し、最初のミスコースポイント、栄橋付近に近づいてきました。
事前の試走報告によると、栄橋に入る脇道がわかりづらいとレポートがあったので注意しながら確認していると、交差点付近の空き地にブルベ参加者らしき人が何名か集っています。たぶん、そこを曲がるんだろうなと交差点を曲がろうとすると…雨に濡れたグレーチングが!!

自分の後ろに何名かいたはずなので大声で、

「曲がり角にグレーチングあります。スリップ注意してくだ….あっ!!」

自分が滑りました….
とっさにクリート外せたので落車はしなかったものの、フロントがチェーン落ちしたので一旦ストップ。フレームなどに傷はなかったので、チェーンをはめて再スタートです。
(空き地に集っていた人達はグレーチングで滑ってケガした人の対応をしていたらしい。大丈夫だったかな??)

栄橋を渡り、茨城県に入ります。r4→r48とそれなりの交通量のある県道を走り、ちょっとコンビニで休憩したり、牛久大仏を横目に走り続けると空自の霞ヶ浦駐屯地に。

監視小屋??

r48は駐屯地のまわりをぐるっとまわるようになってるので、それに合わせて進みます。
(余談ですが、地図を見るとr48は駐屯地ができる前からあった道のように見えますね。ちょっと調べてみたくなります。)

土浦市内に入り、何回か交差点を右左折しまたしばらく道なりに走り続け、第2のミスコースポイント「セブンイレブン かすみがうら新治店」の交差点へ。
キューシート上は右折なのですが、20分ほど道なりに走ってきていい速度も出ており、おまけに押しボタン式信号なので大抵止まらなくて良いとなると、案外ミスコースすると思います。

このポイントを抜ければ、あとはPC1のセブンイレブン石岡高浜店もう少し、r221との交差点を右折、次の交差点を左折、常磐線を渡り、恋瀬川を渡ってPC1到着です。
スタートしてから2時間40分経過、平均21Km/hくらいなので認定は問題ないペースですがちょっと遅めです。
ここでの補給は

  • 赤飯おむすび
  • ヴィダーのプロテインin

にしておきました。なんとなく、プロテイン取りたかったので…
いつも貰わないレシートを今日はちゃんと頂き、のんびりメシを食べてから出発です。

PC1からPC2は、ほぼ迷うことないコース。R355に出て、あとはほぼ道なりに進むだけ。(R355→r5→R51→r242)
途中の前方後円墳だけ写真に収めて、ひたすら回します。

たぶん、前方後円墳...

なぜ、ひたすら回していたかというと上の写真を見てもわかるように黒い雲が進行方向に発生しています…
とりあえず、雨が降る前にPC2まで行ってしまおうという魂胆でした。

でしたってことで、次の展開はわかると思うんですが潮来駅付近を通過したあたりから降り始め、神宮橋を渡るころにはかなりの雨になり、鹿島神宮へ向かう登りでは道路に川ができるくらいに。
あまりの雨の強さに雨宿りをするかどうか悩みましたが、PC2まで近いのでそのまま行くことに。
そんな中、PC2まで残り1Kmくらい。R124に合流したところで、

隣を走る車が水たまりにつっこみ、水を全身に浴びました…

結構な深さだったらしく、かなりの量の水がかかりました。おまけに右耳に水入るし…最悪。
後ろを走っていた人曰く、「一瞬見えなくなった….」とのことだったのでかなりの量だったのでしょう。

そんなこんなでPC2到着です。

....

ちょっと長くなったので、PC2から先は次回に。

Written with StackEdit.

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